K様邸の施工例です。

keyboard

マンション階下の騒音防止の為、弊社のピアノ無響床を施工しました。

無響床

10階のピアノ室の直下に、9階様宅の寝室があり、天井、壁面より、ピアノの音が放散されていました。

表-1  H21.1.12(事前調査) 〜 H21.1.25(無響床設置) 〜 H21.1.30(浮壁工事日)

dB(A)\Hz  63  125 250 500  1K   2K   4K   8K   OA  memo
暗騒音 14 19 21 17 18 18 23 20 29
SPL1 U工事前 40 63 74 88 89 70 62 49 92 消音板あり
SPL2 U工事前 20 33 34 36 30 32 26 21 41 1/25
SPL3 U工事前 17 25 31 37 28 27 25 24 39 1/12

※SPL1、SPL2は、1/25無響床設置前のデータです。居間SPL3のデータは、1/12現地調査時のもの(参考値)です。

全音域値が41dB(A)となり、暗騒音29dB(A)程度と言うマンション室内の環境ですと、相当気になる音と思います。騒音値の目安は、 go to there こちら を参照してください。


無響床

工事前後の測定値です。

表-2 H21.1.12(事前調査) 〜 H21.1.25(無響床設置) 〜 H21.1.30(浮壁工事日)

dB(A)\Hz  63  125 250 500  1K   2K   4K   8K   OA  memo
暗騒音 14 19 21 17 18 18 23 20 29
SPL1 U工事前 40 63 74 88 89 70 62 49 92 消音板あり
SPL1 U工事後 40 61 74 80 91 81 63 45 92 消音板なし
SPL2 U工事前 20 33 34 36 30 32 26 21 41 無響床無し
SPL2 U工事後 15 22 24 23 23 20 20 19 31 無響床在り
SPL3 U工事前 17 25 31 37 28 27 25 24 39 無響床無し
SPL3 U工事後 14 20 25 23 22 20 20 19 31 無響床在り

※居間SPL3無響床無しのデータは、1/12現地調査時のもの(参考値)です。


畳の段差を利用して無響床をセットしました。

無響床

畳との取り合いです。段差も少なく仕上げました。

無響床

完成。ブルーの部分が新設の無響床で、カーペットの下は既存の畳敷きです。この無響床は将来的にグランドピアノ設置の為の増床を考慮・設計してあります。

無響床

これで床への振動は大方遮断されました。早速弾いてもらいました。

無響床

解説。

それでは、ピアノ室の変化を見てみましょう。表−1の工事前後のSPL1値をグラフ化したものです。

添付したキーボードのイラストのピンク色は中央鍵盤(A4)ラ音440Hzの位置です。騒音計のオクターブバンドスケールと、鍵盤の音階を対比した、おおよそのイメージです。

無響床

工事前はピアノに消音板を取付けた現状のままの測定値です。無響床設置後は、消音板を外して測定しました。

工事前の音は500Hz帯を中心とした低音域のレベルが高く、消音板の効果と思われる高音域が低くなった波形を示しています。無響床設置後は、これとは逆に低音域が下がり、高音域が上がっています。これは、床を鳴らす低音域が減り、ピアノの持っている本来の高音域が良く出ている事を表しています。全域音(AP)は消音板の有無に関係なく同じの値となりました。聴感では濁りのない軽やかな音質に変わっています。

問題になる個体伝播音は、騒音計だけでは測れません。このグラフは演奏室内の音響変化の目安と考えて下さい。計測データは主に空気伝播音の音響レベルを示しています。

固体伝播音を遮断する無響床

無響床は堅牢に出来ています。躯体のコンクリート床スラブと音響遮断した硬い骨組・床面で構成され、一般的な乾式二重床フローリング、事例のような根太フォーム+畳敷、固いが遮音層の無いコンクリート直床化粧貼、等々の一般的床の仕上構造には無い、優れた固体伝播音の遮断性能を持ちます。