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「音響遮断」は固体伝播音の遮断になくてはならない技術であり、 防振により抑えることが出来ない音響伝播を遮断することが特徴です。

固体伝播音と音響遮断の解説。

家庭におけるピアノ演奏音を例にとれば、壁、窓に防音対策を施した木造住居で演奏する場合のピアノの響きは、左記に加へ、その部屋の床が音響遮断されたか、否かの違いで、外部に漏れる音響レベルには10〜15dB(A)の差が出ます。

つまりピアノを設置する部屋の床に、音響遮断が施されていないと、 せっかく壁や窓に防音対策を施しても、十分に遮音効果が活かされないこととなります。

また、過去の施工例を一つ挙げますと、泡風呂(バブルジェットバス)が設置されたマンションの階上の床スラブ厚は300mmもあったにもかかわらず、 その階下にジェットバスの騒音が伝播したケースにも、風呂の脚部と床の間に音響遮断工事を施し問題を解決しました。



「音響遮断」は筆者が独自に名付け、使用している言葉と技術ですが、都会のマンション・商業ビル等の居内で響く ピアノやドラム(打楽器)等の楽器の音、ダンス・跳躍等の所作を伴う部屋の床、屋上で日夜稼動する空調室外機、設備配管を伝わる水洗トイレ等の固体伝播音対策にはなくてはならない技術と言えます。


音響の伝播の状態には、話し声に代表される空気を介し伝播する音と、騒音源が壁や床等に接触し、固体から個体へ伝播する音の二通りがあります。 前者を空気伝播音、後者を固体伝播音と言います。 この固体伝播音は、一般生活において騒音レベルは低いが気になる音、低音域では近年とみに問題にされる低周波騒音と言う形で発生します。

卑近な例を挙げれば、屋上の空調室外機から階下に伝播する音や、貯水槽から水を汲み上げるポンプの作動音、水洗トイレの流水音、子供が室内を走り廻る音、階上の部屋から聞こえるピアノの音等の中で、壁や天井から響くような音はすべて固体伝播音です。


良好な住環境を守るために密接不可分な、これらの騒音を防ぐためには、壁や天井を厚くしても完璧な効果が得られません。唯一、音源と接触している固体の間を遮断する事によって防ぐことのできる騒音です。



一般的に防振ゴムによる振動を緩和する方法が用いられますが、その吸収効果は85%〜90%の範囲で100%の結果は望めず、音響的に不十分です。仮に防振効果が90%であったとしても、音響的には100%抜ける事となり、既存の防振技術だけでは音響を遮断することは難しいのです。

そのために音響を十分に遮断するための技術が必要となります。 つまり、「 go to there 防振技術」で、極限まで音源になる振動を抑止し、「 go to there 音響遮断」で左記で取り除ききれない音響を遮断する方法となります。


音響遮断の理論は、外力と反力の関係が同軸上に作用している状態ではなく、外力の作用点と反力の発生点がずれることが絶対条件となり、かつ発生圧力が許容値以下であることも重要です。


音響遮断で得られる効果はマンションなどの生活環境音に対してだけではありません。たとえば静穏な医院の入居するテナントビルの上階に、人が跳躍・投倒する合気道の道場が在ったとしても、階下ではその物音は気にならず、マンションの地下室でドラムを演奏しても階上へは伝播することはありません。木造住宅においても同様の効果が期待できます。



このページのテキストは、左サイドメニュー go to there 「カタログ」 ページ内に「 go to there 音響遮断 個体伝播音の解説」編リーフレット をご用意してあります。